2018年8月12日日曜日

地すべり管理基準値

地すべり移動速度を用いた管理基準値の例は、地すべり観測便覧や、土木研究所資料 地すべり防止技術指針及び同解説(提案)平成19年9月に多く掲載されています。

他にも、
例をまとめたものがコチラ。

  • 現場に役立つ地すべり工学 4.監視と予測
定常移動速度0.04~1.65mm/h
3次クリープの始まり(速度が増加し始めた時のひずみ速度)1.5~7mm/h
3次クリープから崩壊までの残り時間(避難基準の2mm/hから)20~1000時間
※一般的な警戒避難基準の2mm/h、または4mm/hは3次クリープの始まりとほぼ一致しており妥当。
注意体制2mm/h
警戒態勢(避難準備)2~4mm/h
避難2~10mm/h
目安ですが、値を明記しているのがコチラ 。

  • 道路土工 切土工・斜面安定工指針H21.6
かなり活発な地すべり変動が発生していると判断するための変動量の目安
1mm/日以上が10日以上連続
10mm/日以上が2日以上連続
1週間の累積傾斜量が100秒以上
1週間の平均傾斜量が30秒/日以上
地すべり地内への立ち入り制限を行う目安
2mm/h以上が2時間以上連続
傾斜量の累積が認められ、かつ1日の最大傾斜量が100秒以上
空振りでも良いので、迷わずに避難勧告等を出していただきたいところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿