2015年12月26日土曜日

点群データの活用

会社の営業は既に終了しているのですが、例年通り実際の仕事納めはまだ先です。

私は(休みだと伝えていたのですが)28日に打ち合わせ予定。その準備に昨日まで追われていました。作業自体はサービスなので優先度は低いのですが、期日が迫っているため、本来実施予定の代金をいただいている仕事を後回し。
先輩も同じような状態。(休みだと伝えているにもかかわらず)終了日の夜にデータを受け取ってしまい、契約前にいろいろ検討されていました。ま、サービス業なので仕方ありません。

先輩の作業が緊急であったため手伝っていたのですが、少し驚くことがありました。
受け取ったデータが点群データ。UAV+SfMで作成されたようです。このデータから断面を切って検討する流れなのですが、点群のみを送付されたのは初めてでした。つい1年前は「今後の展開が楽しみ」などと呑気なことを言っておりましたが、既に対策検討までを念頭に、データが取られ、作られ、授受されるまでになっていたようです。
http://phreeqc.blogspot.jp/2014/10/uav.html

XYZRGBのデータでしたので、基本的にはどのようなソフトでも読み込むだけで可視化できます。作業後にReCapで読み込んで眺めていたのですが、それを見た先輩、「断面を切った位置を一緒に表示してほしい」と一言。その発想はありませんでした。断面線を3Dポリラインにして点群と表示すれば良いだけです。
早速試してみたところ、なかなか良い感じ。グリグリ回しながら、「これはスタンダードになる」と感じておりました。

UAV+SfM による測量は、現段階で公共測量作業規程に含まれていません。そのため測量業務としては発注されていませんが、ダムなどの調査や災害時・緊急時には需要があります。国土地理院さんで検討を進められているようですので、次の改訂には注目しておきましょう。

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20160409
国交省さんよりUAVを用いた公共測量マニュアル(案)が出ました。
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/uav/index.html

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