地震時崩壊について調べ始めました。
これまで、降雨に伴う崩壊、地震後の降雨による崩壊などを扱ってきました。が、地震時崩壊は初心者です。データを眺めていますが、一つ誘因が加わるだけでこうも解きにくくなるのか、という印象です。
おそらくですが、1イベントのみなら比較的簡単でしょう。先行降雨はその地域でほぼ均一とみなせるでしょうし、無視しても大きな影響はないかもしれません。が、複数イベントを比較すると、無視できなくなります。先行降雨大+PGA小と、先行降雨小+PGA大では、どちらが危険でしょうか?
文献を調べてみましたが、国内では複数のイベントを比較したものが見当たりませんでした。数か月前の学会誌においても、土質力学ではなく文学?と思えるような作品を見かけましたので、この分野は進んでいないのでしょう。
海外では複数のイベントを使って検討している文献を見かけました。土質力学的なアプローチもあります。
https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/cms/asset/0dbb06c1-b36e-414d-8a02-822d550a221b/jgrf21289-fig-0005-m.jpg
地震後の降雨による崩壊ですが、先行降雨も同じことだと思います。
複数時間の累積雨量を確率年で整理して特徴量にする、PGAを特徴量にする、程度のシンプルなデータから着手すべきなのでしょう。
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