踏査で電気伝導度計を持ち歩くことがあります。
地表水や湧水を対象とするのですが、今回の目的は汚染の有無でした。
現場道具の中にテスターも常備しているのですが、これなら軽く、思いついた時に測れて便利だなあと思い、とりあえず電気伝導度計と一緒に抵抗を測っておきました。
帰社してから、さあ、どのように電流の通過した面積や体積を考えれば良いか?などと考えて資料を探していると、同じような事を考える方がいらっしゃいました。以下の資料ですが、積雪の電気抵抗をテスターで測定されていました。測定中の不安定な挙動も同じですね。
松岡,春樹 (1969) テスターによる積雪の電気抵抗測定, 福井大学工学部研究報告 3月
幸い、テスターをまったく同じように使っていましたので、掲載されていた式で抵抗値を電気伝導度にそのまま変換できました。結果は以下の通り。
データ数が少ないので、相関性が有意かどうかは分かりませんし、テスターでは正確な値は分からないでしょう。しかし、高低の差は出ます。精度は落ちても数が必要な時には良いかも知れません。覚えておきましょう。
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