2016年11月13日日曜日

かけやによる起振

今日は表面波探査。

施工が止まる日曜日を選んで実施しました。
いつもと異なり非常に静かで、天気も穏やか。条件は最高です。

ギリギリの工程が予想されたので、今日は4人。私は本部担当ですので、残り3人で起振を担当。
かけやで叩き始めると、測定は早かったですね。

測定画面を見ていると、特にきれいなデータを叩き出す方がいらっしゃいました。画面だけ見ていても、その方が叩かれているのが分かります。他の方との差は微妙なのですが、やはりわかるのです。叩く動作に差は認められないのですが、違いが出ます。なぜでしょう。

その話を帰りの車でしていたら、後輩も同じ体験をしていました。ある現場で、一人だけ綺麗な波形を出す奴がいた、と。

綺麗な波形を出す方に共通なのが、現場経験の長い方のようです。ずっとハンマーやかけやを扱っていると、何かコツが身につくのでしょう。それが何かは、本人もわからないようですが、とにかく、何かあるのです。
弾性波の鉄板をたたき割るようなパワーを持っている方ではありません。動きに無駄のない、効率的な打ち方なのでしょうね。

おかげさまで、帰社後のデータチェックでは、高次モードなし、ノイズも少ないデータとなっていました。生データのまま逆解析をかけても、エラーなし。今後の解析のツメが楽になりそうです。

気持ちの良い現場でした。



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