2013年6月22日土曜日

流れ盤

千木良先生の深層崩壊に関する講演を聴く機会がありました。

特に目新しいものはなかったのですが、NHKの番組に関して「あの流れ盤という表現はちょっと・・・」とか、「地すべり発生のCGは時間もよく再現されている」など、補足的な話がありました。
http://phreeqc.blogspot.jp/2012/09/blog-post_2.html

と言っても、紀伊半島の12号台風による地すべり?発生個所では、流れ盤のみだったとか。ま、一般の視聴者にとっては関係ないところでしょうけどね。

ボクセルメッシュ

先月、ひたすら メッシング作業でした。

最初は Civil3D 2013 でソリッドを切っていたのですが、モデルが大きすぎるのか、完成したデータをうまく SoilPlus 2013 に持って行けません。

仕方ないので SoilPlus 側でソリッドを切ろうとしたのですが、まったく切れません。以前もココで苦労していたのですが、Ver.UP しても改善されていませんでした。Civil3D や FEMAP Ver.10と同じブーリアン演算のはずですが、SoilPlus は特化してダメですね。切れてもCADと補間方法が異なり、しかも、その手法を制御できないので、必ず地層面がズレる。しかも、その後のメッシングがまた一苦労。

ということで、FEMAP に切り替え。

しかし、FEMAP でも駄目。ソリッドは難なく読み込めます。が、うまくメッシングできません。CAD 上では10m メッシュの 制御点を有するサーフェスで切っていたため、それが制約となりうまくメッシュが切れないのです。Ver.11ではその小さな10m四方のサーフェスをつなぎ合わせることができるそうですが、持っていませんので仕方ありません。

で、FEMAP 側でソリッドを切ることに。

しかし、こちらもダメ。途中まではうまくいきますが、切っていくうちに一部で面のリンクが外れます。惜しいところまでは行くのですけど、もう一歩。
スプラインのような局面を切ると、そこで新しい制御点ができるので、対面との形状の整合性が取れなくなるのでしょうね。ま、それが原因であれば、地層のような制御点で曲面を作成しているソリッドのモデル化はどのソフトでも困難ということになりますが。


ただ、今回 FEMAP をヘビーに使ってみて、その長所と短所がよくわかりました。 
[ソリッド]-[交差] と、[メッシュ]-[メッシュ コントロール]-[ソリッド上のサイズ]はかなり優秀。サーフェイスを自動で同じ形状に整え、リンクしてくれます。これは便利!


結局、モデルは SoilPlus でボクセルメッシュを作成し、GEORAMA で属性を流し込むという、以前の手法を採用。暇な時期でしたので、2週間くらい悩んで、手を動かす、そして仕事が入りだして1日で完成させたという顛末。うーん、微妙。


2013年5月7日火曜日

割れ目の形成

連休最終日、以下の図書を読みました。
吉田英一著「地層処分」近未来社
よく見聞きしていた内容でしたので、知らない箇所を飛ばし読みです。
引っかかったのは、日本の花崗岩体の割れ目形成モデル。99ページあたりです。
「冷却の初期段階で形成された脆性破壊割れ目頻度が基本となり、隆起運動や年数が経ってもあまり変化がないことを示すものである」
そういえば、2年前も同じ所で引っかかっていました。成長していません。
http://phreeqc.blogspot.jp/2011/06/shear-1ma-background-cafek.html

推定される亀裂の形成過程によって、作成される水理地質図は大きく異なります。その推定が正解に近ければ、例えば掘削に伴う水圧の反応エリア等も説明できますし、予測もできます。この一文は、そういった推定作業の一つの背景となり得ます。経験上、ある程度は賛成ですが、ここまで言い切られるには本書に記載されていない理由があるのでしょうね。2012年に論文になっているようですので取り寄せて読んでみましょう。

さあ、遊びはここまで。明日からまた気合い入れ直しましょう。

Civil3d 2013 メニューバーの表示

そういえば、Civil3d 2013 を Win7 にインストールした際、メニューバーを表示しても、「EXPRESS」と「GEORAMA」以外のメニューが表示されませんでした。

原因は分かりません。が、修正は以下の通り。



「ユーザーインターフェースをカスタマイズ」で、表示したいメニューを追加するだけです。

2013年5月6日月曜日

Heavy Metal Removal

先日購入していた図書を読み切りました。連休ですから、息抜きです。

「重金属類汚染対策のための鉱物材料ガイドブック」
独立行政法人日本学術振興会産学協力研究委員会鉱物新活用第111委員会重金属類と鉱物の相互作用に関するワーキンググループ(編) 著

珍しい種類の本ではないでしょうか?期待した定量的な話はほとんどなかったのですが、定性的にはよくまとまっていたと思います。読み物や入門書として良いと思います。初版ですので誤字、誤植は多いようですが、それもまた頭の整理には良いでしょう。

気になったのは115-116ページの図表。
mordenite を利用した重金属吸着のカラム試験結果が示されていました。時間があるので PHREEQC で再現することに。

まずは Cd。
これは頭打ちになっているので サイト数を決めるのに良いだろうということで最初に選びました。
初めは サイト数や比表面積でフィッティングしていたのですが合いません。仕方ないのでSURFACE_SPECIES で logK を調整し、フィッティング。
ちなみに PHREEQC が Ver.3 になり、計算中のグラフ表示ができるようになりました。パラスタには便利ですね!

次に As。
これも上記で同定したサイト数で、logK を調整し OK です。

次に Pb。
と、ココでつまづきました。
よく見ると、吸着量が Cd の5倍!原子量が2倍近いとしても、同じ吸着サイト数で5倍は表現できません。計算する前に気付けよ!という程度のものですが、ま、仕方ありません。
Pb を選択的に吸着するサイトが別にあるとしてモデルを作る方が早いなあと思い(本来はCdのモデル化が違うのかもしれませんが)、SURFACE_MASTER_SPECIES で別のサイトを作成。他の定義もすませて計算!

あいません。
いろいろ触りましたがダメ。
これ、KINETIC を入れないとダメなんでしょうね。SURFACE に KINETIC を入れるのはどうするのでしょう?同じ吸着サイトを使用したいのですけど。うーん。簡単そうに見えたんですが、今後ですね。

吸着やイオン交換は即時反応とみなすことが多いようですが、やはり試験時の流速には気を付けないといけないのでしょう。浸透流と併せてモデル化する場合は、特に気にしないといけないのでしょうね。忘れないようにしましょう。


2013年5月2日木曜日

テスターによる抵抗測定

踏査で電気伝導度計を持ち歩くことがあります。

地表水や湧水を対象とするのですが、今回の目的は汚染の有無でした。

現場道具の中にテスターも常備しているのですが、これなら軽く、思いついた時に測れて便利だなあと思い、とりあえず電気伝導度計と一緒に抵抗を測っておきました。

帰社してから、さあ、どのように電流の通過した面積や体積を考えれば良いか?などと考えて資料を探していると、同じような事を考える方がいらっしゃいました。以下の資料ですが、積雪の電気抵抗をテスターで測定されていました。測定中の不安定な挙動も同じですね。
松岡,春樹 (1969) テスターによる積雪の電気抵抗測定, 福井大学工学部研究報告 3月

幸い、テスターをまったく同じように使っていましたので、掲載されていた式で抵抗値を電気伝導度にそのまま変換できました。結果は以下の通り。



データ数が少ないので、相関性が有意かどうかは分かりませんし、テスターでは正確な値は分からないでしょう。しかし、高低の差は出ます。精度は落ちても数が必要な時には良いかも知れません。覚えておきましょう。


2013年5月1日水曜日

Civil3D の一時ファイル

いつの間にかCドライブがいっぱいになっていました。

調べてみると、Civil3Dの一時ファイルが消えていません。GEORAMAで強制終了させ過ぎたせいでしょうか?
AutoCAD Mechanical でもある現象のようです。
http://tech.autodesk.jp/faq/faq/adsk_result_dd.asp?QA_ID=5328

ドライブの空き領域がいきなり小さくなれば、以下のフォルダ(Win7)をチェック。不要なファイルを消しましょう。
C:\Users\¥(ログインユーザー名)\AppData\Local\Temp