GWの間、コア写真から柱状図を作成する機械学習モデルの訓練を、ほぼAIに任せきりにしていました。先日記載したとおり、ほとんど人手を加えず、AIの提案を承認・却下するだけ。最後は、気が向いたときにRQD等のスコアの伸びを確認する程度でした。手をかけなくてもスコアが徐々に伸びていくのは、精神的に楽。連休も終わりましたので、ひとまずここで一区切りとします。
昨年まではモデルをどう構築するか、比較対象としてどれだけのモデルを用意するか、最適化をどう進めるかなどを考えながら自ら組んでいました。これらの作業も、今年からはほぼAIに任せられそうです。相手は人ではありませんから、提案方針に何度ダメ出しをしても気を使う必要はありません。納得がいくまで試行錯誤させることができます。文献収集力や実装の速さは人を上回り、初歩的なミスに目を瞑れば、24時間無休で働いてくれる部下ができたようなものです。
一方で、誰でも機械学習モデルを組める状況になったことで、AI活用そのものを差別化要因とするのは難しくなるでしょう。土木分野でも、画像や動画を使った異常検出や点検、数値データを使った予測といった難しいとまでは言えない作業の自動化があります。これらに投資してきた企業が案件を獲得してきた側面もあります。しかしAIの進化により、誰もが短期間で同等のモデルを構築できる時代になってしまったため、こうした先行投資・利益回収型のビジネスモデルは終焉を迎えつつあるように感じます。短期的には実績がある分、有利な状況が続くとは思いますが。
これからは、より一層アイデアと新規性が求められる時代になるでしょう。発想の豊かな技術者こそが重宝されるはずです。そのためには、基礎力を疎かにしないことが欠かせません。若い方々には、便利なAIを活用しつつ、時間をかけてこそ身につく基礎力を養ってほしいと思います。
2026年5月9日土曜日
AIがAIを鍛える
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